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単独インタビュー第12弾 小樽再訪記念「ニッカバー・リタ 店長佐藤氏を迎えて(中編)」

7 10月 2011 3,792 views No Comment

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Q3、古いボトルや珍しいボトルがあると思います。皆さんが驚かれたボトルがございましたら、拝見しても宜しいでしょうか? 

佐藤さん:はい。 

K:凄い。 

佐藤さん:ある方(私も存知上げる方)が持って来てくださったんですけれど。 

K:そうなのですね。こちらですか。大変。

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佐藤さん:ご存知ですか?NEC。 

K:NEC。あの方はどの様な経由で手に入れられるのでしょうか?中も入っているのでしょうか?

佐藤さん:入っていますよ。おそらくスーパーニッカではないかなと思っています。 

K:ええ。凄いですね。後ろには何も書いていないのですか? 

佐藤さん:薄く黒く書いてあるんですけれど、度数も。後番号が6番だったんで、樽詰めした所が。 

K:本当ですね、凄いですね。これは...何と表現して良いか分からない位な。 

佐藤さん:こちらもあの方からなんですけれど(笑)。 

K:相当持っていらっしゃいますね。 

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佐藤さん:箱付きのグランドニッカなんですけれど。 

K:グランドニッカってどの様な物なのですか?  

佐藤さん:これはまだニッカウヰスキーが日本橋にある時なんですよ。 

K:凄いですね。新宿にゾートロープさんというジャパニーズを専門にしているBarがあって、そちらも本当に驚くボトルがたくさんあります。ニッカさんも勿論、サントリーさん、ジャパニーズですから軽井沢他たくさんありますが、そちらも「え!」と思う程のボトル達があって。親しくさせて頂いているニッカファンの方にゾートロープさんで撮らせて頂いたお写真をお見せすると「飲んだ事がない」、と仰るものもやはりあって、過去にも色々と出されているのだなと本当に実感しますよね。しかもそちらをお持ちの方もいらっしゃる。その方がそれをBarにお持ち頂く事によって私達も目に触れる事が出来る、見て楽しむ?事も出来ますよね。 

佐藤さん:ええ。

K:この中身は、どの様な物なのですか? 

佐藤さん:かなり古いものなんじゃないですね。詳しい中身までは。 

K:でもパラフィルムがしているのですよね?という事は、その方が召し上がったという事ですか?

佐藤さん:いや、未開封です。 

K:一応パラフィルムを巻いていると言う事ですか。こちらはどのタイミングで頂くのですかね(笑)。 

佐藤さん:これは30年代だと思うので、まだその身売りする前ですから。 

K:30年代。あの方は本当にお持ちですね。もしお飲みになりたいと言う方がいらっしゃったらどうされるのですか? 

佐藤さん:駄目です(笑)。 

 

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K:(笑)。そうですよね。確かにそうですよね、だってね。こちらのYGは何ですか? 

佐藤さん:若者に飲んで欲しいという、60年代に出されたものなんですよね。 

K:形が? 

佐藤さん:トニックシャンプーみたいでしょう? 

K:手に取って頂き易い様にですか?これは? 

佐藤さん:YとZなので、これ以上のものはないという意味合いを込めて作ったらしいですけれど、売れなかったという(笑)。 

K:残念な。 

佐藤さん:スーパーセッションというものもあります。 

K:又スーパーセッションとは何ですか?全部が分からないです(笑)。 

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佐藤さん:ニッカウヰスキーで、モルトウイスキーとライウイスキーとグレンウイスキーで、トライアルなんですよ。 

K:ええ、それを称してスーパーセッション? 

佐藤さん:はい。 

K:パッと見るだけではニッカウヰスキーさんのものだと思わないですね。何だかボトルの感じが。色んな事に挑戦していらっしゃったのですね。 

佐藤さん:この当時は、ガラスにこの様にカットを入れるのが主流だったのかなと思うんですよ。 

K:何だかやはり高級感がありますよね。これは何でしょう? 

 

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佐藤さん:コネクション。 

K:思いっきりニッカと書いてありますね。これはいつ位のものなのですか? 

佐藤さん:コネクションもブランドニッカもそうなんですけど、唯一余市で蒸溜して余市で瓶詰めしたという。 

K:ええ、そうなのですか? 

佐藤さん:瓶詰め固有番号って書いていますよね? 

K:ええ。 

佐藤さん:それが1番なんですよ。 

K:そうなのですか。番号で瓶詰め場所が分かりますものね。座ってお話を伺っている場合ではなくなって来ました(笑)。 

佐藤さん:前に平井さん(前余市工場長)に見せたら、持って帰っていい?と。すみません、駄目ですと(笑)。次に手に入れたら。 

K:以前ですものね。平井さんは今、取締役でいらっしゃいますよね。 

佐藤さん:そうですね。 

K:番号が何処に書いてありますか?ラベルと同化してしまって見辛いのですが。 

佐藤さん:ここに書いてありますね。 

K:本当ですね。 

佐藤さん:この小さいのも珍しいのですが、手付きの方が珍しいみたいで。こちらに来るお客さんが持って来てくれたんですよ。 

K:そうなのですね。本当に皆さん持っていらっしゃいますね。どうしたら良いのでしょうか。驚くボトルを、とお願いして、数本かと思ったらたくさん出て来ましたね、当たり前ですけれど。 

佐藤さん:話したらきりがないですよね。

K:ですね。本当に凄いです。有り難うございます。でもどのタイミングで召し上がるのですか?「どうするのですか?」と聞かれませんか? 

佐藤さん:いや、聞かれますけれど、飲んだら多分後悔するとは言ったら変ですけれど。

 K:何となく分かります。 

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 佐藤さん:自分達が求めているウイスキーではない様な気がするんですよね。 

K:ええ。 

佐藤さん:ちょっとライトな感じだったり。

K:ライトなイメージはしますよね。 

佐藤さん:だから開けないで想像だけで楽しんだ方が良いのかなと。 

K:そうですね。でももし竹鶴相談役がいらっしゃったらどうされますか?(笑) 

佐藤さん:そうしたら開けるしかないですよね(笑)。 

K:確かにそうですよね。有り難うございます。それでは次へ。

Q4、ここだけのお話、ニッカウヰスキーの方で、有名な方がいらっしゃいましたか?勿論教えて頂ける範囲で構いません。 

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佐藤さん:良いですよ。相談役もオープンの時は来て頂いたのですが。 

K:そうなのですね。 

佐藤さん:ニッカ、アサヒを合わせると相当。名刺コレクターなんですよ。 

K:森ブレンダーもありますね。簑輪さんもいらっしゃいますね。以前お会いしました。 

佐藤さん:蓑輪さんは良く利用して下さるんですよ。酒屋さんですとか大きいホテルの方ですとか。 

K:山下ブレンダー、杉本工場長もありますね。明日初めてきちんとお会い出来るのですよ。 

佐藤さん:蓑輪さんと杉本さんが同期なのですよ。 

K:そうなのですか。 

佐藤さん:だから杉本さんがこちらにいらっしゃったのも嬉しいですし、竹鶴の事も有りますから。 

K:ええ。樋口さんの名刺もありますね。今はブレンダーから離れてしまいましたが。 

佐藤さん:ニッカウヰスキーの部長さんのお子さんも今樽職人みたいですし。 

K:そうなのですか。やはり色々な方がいらっしゃっているのですね。有り難うございます。(後編へ続く) (前編へ戻る

 

※次回掲載予定日 10/14(金)

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