単独インタビュー第14弾(2012年) 「WODKA Tonic バーテンダー三原 幸佳さんを迎えて(5)」
K:女性にどうしたらウイスキーに興味を持ってもらえるか、プラスBarへ興味をもたれるかと思いますか?どういうアプローチの方法があると思いますか?
三原さん:そうですね。私で言えばこの仕事を始めたからお酒をこんなに好きになって...勉強を始めたら楽しいし美味しいし、そこから広がったので。絶対にきっかけだと思うのですよね。
K:ええ。
三原さん:私は恵まれていた事に、美味しいウイスキーを頂けたのと、心から美味しいと思える機会があったので。そういう機会にもし出合えれば、好きになれるのにと思うんですね。それがワインにしてもカクテルにしても、何にしろ。そういうものを提供出来るようにと思いますが・・・。でもきっかけですよね?
K:はい。
三原さん:お酒を普段、召し上がらない方は、やはり食やスイーツであったりとか・・。チョコレート、紅茶、そういうものと合わせたりお酒を取り込んだお料理だったり。ウイスキーを使ったスイーツやケーキなど女性は興味を持ち易いですよね。モルトの香水とか・・・そうですね、でも中々難しいですね。
K:前にお話しさせて頂いた、今も交流を持たせて頂いているオールドスコットさんの渋谷さんを含め、以前座談会に参加させて頂きた時に渋谷さんはマッカランをお化粧水として使っているって仰っていて。
三原さん:えー。
K:その時一同が「えー」、みたいな感じで。でもお肌もつるつるだし。
三原さん:それが一生出来たらいいですよね(笑)。
K:確かに(笑)。中々そうはいかないけれど。
三原さん:凄いですね。
K:分かりませんけれど、私はBarで映えるネイルを書く事によって仮に「ネイル」で検索した方が「あれ?Bar?」みたいになれればいいな、と。ここ近いんじゃない?みたいに思って頂けたらと思ってBarで映えるネイルを書いているのですが。でも私が考えているのは、Barで映えるネイルのアクセス数が多い方が良いと思っているのですが、お陰様でアクセス数が多いのは、やはりインタビューですね。
三原さん:そうなんですね。
K:勿論、お名前で検索したりインタビューは多いですよね。Barで映えるネイルは少しずつ上がって来ていますが、インタビューは一気に上がりますね。だからそこからBarで映えるネイルで興味を示して頂けたらと思って。
三原さん:それでネイルも。美容とかファッションとか女性はね。
K:検索したら、あれ?みたいな感じになれば。実際はそこから入る方はいないのですが、女性ウイスキーの会にいらっしゃって頂いた方は、ネイルを見ています、と言われる事が多いです。お話を伺うと実際お仕事等で出来ない方もいらっしゃるようですが、女性ウイスキーの会ではBarで映えるネイルを見ています、というお話を聞きますね。
三原さん:はい。
K:女性の会の時にKaoriさん見ています、と言われる事が多いですね。知っている方がインタビューに載っていると例えば「三原さん!」とご覧になれるのでしょうけれど、そうでない方は、ネイルの方が入り易いでしょうね。
三原さん:はい。
K:アプローチの部分で難しい時もありますよね。
三原さん:ありますね。
K:その女性の会を開く事によって集まって下さる人たちが、私は2種類開いていてその内の1種類が女性の方が半額でウイスキーを楽しめるという会なのですが、それが何かのきっかけになって、この会でBarへ初めて行ったという方もいらっしゃいますから、そういう事なのかなって思います。きっかけがね。
三原さん:きっかけでね、美味しいと、思ってもらえるように。誰かに連れて来てもらった事がまた繋がって行ければ嬉しいですし。
K:スイーツだと以前ショコラとのマリアージュを過去2回して3回目(終了)もさせて頂くのですが、女性ウイスキーの会でその様な事をしたのですよ。と話すと「行きたい。ウイスキーがなくても行きたい」と。え?それは駄目でしょう(笑)と。
三原さん:えー駄目駄目(笑)。男性にプレゼント出来ます、みたいな。そうしたらきっかけになり以外に美味しい、みたいな・・。
K:それでね、ウイスキーがなくてもとなると、主旨が違うから(笑)。少し突っ込みたくなる様な会話になるのですが。びっくりみたいなね。
三原さん:(笑)。
K:そうすると私がしている事は何だったかしら?みたいなね。
三原さん:そうですよね。
K:ただ、そういう感じでスイーツと、という感じだと女性にとってはウイスキーは飲めないけれども、ショコラを食べに行きたいけれどもウイスキーがついて来て「これ美味しい」となれば。でも実際にそうなった方もいらっしゃいますので。
三原さん:そうですよね。やっぱり絶対にウイスキーを飲み慣れていない方にいきなりウイスキーはハードだと思うので。チョコレートにちょっと入れちゃうとか。
K:入れてしまえば、みたいな。
三原さん:ウイスキー、美味しいと思う迄、時間が掛かりました?
K:私は、良いか悪いか分からないのですが、度数が高い方が好みなので(笑)。
三原さん:あ。そうなのですか?
K:ええ。なのでBarへ伺い始めた頃は、度数を見て。まだウイスキーは何か分からない時からそれの度数は何度ですか?と聞いていましたね。それでそれにします、と。
三原さん:ちょっと変わっていらっしゃいますね(笑)。
K:でも三原さんもAB型でしょう?
三原さん:はい。
K:後はショートカクテルですね。基本的に私水分が1度に沢山摂れないのですよ。苦しくなっちゃって。だからショートカクテルだったり、今は色々と訓練されて大丈夫なのですけれど、ショートカクテルやこうしっかり来るものの方が好きなのもあって、ブレンデッドの方が酔ったりしますね。
三原さん:あー、なる程。
K:以前ブレンデッドを頂く会に出た時にブレンデッドだと酔いが早い気がします。
三原さん:ありますよね。そういうの。
K:多分飲み口が軟らかいのもあると思うのですが、すいすい飲めてしまうと言うのと、ガツンとくるとガツンと来ている感じがして、多分少しずつ頂くのでしょうね。ブレンデッドだとさらさらいってしまうからかもしれませんけれど、そういう感じがします。
三原さん:でも私もモルトを飲んでいると、他のお酒をいただくよりも酔わないのですね。グレーンが入ると又違うかもしれませんね。
K:何となくテンション高くなるのですよね。
三原さん:楽しい、みたいな。
K:失敗談はあるのですか?
三原さん:お酒を飲んでですか?お酒が本当に好きなのですが、あまり強くないんですね。
K:前仰っていた気がする。
三原さん:そうなんですよ。今は大分飲めるようになりまして、お陰様で。この仕事を始めた時はグラスシャンパーニュを1杯飲んだだけで酔っていましたし。
K:ええ。
三原さん:体調でビールをグラス半分飲んだらもう駄目でした。ウイスキーや、40度位のお酒は本当に1~2杯飲んだらもう全然飲めない位弱かったです。今も強くはなっていないですけれど、訓練というか体がだいぶ慣れたんだと思うんですね。今も度数が高いものも大好きですし、旨味が詰まっていて。ウイスキーだけずっと飲んでいたりとかは本当に飲めるんですけれど。でも楽しいし、美味しいから飲んじゃうんですね。飲みたくて沢山飲んで、楽しくてそこでやめておけばいいのに、更に飲んじゃうと私眠るんですよ。
K:ええ。でも寝ちゃうのっていいですよね。
三原さん:そうですね。でもBarでだと失礼ですし。
K:ええ、そうですね。
三原さん:どなたかと一緒に行っていると、寝ちゃうから帰りますと言えないので、寝ちゃうと・・申し訳ございません。という事もありますし、1人の時は飲むだけ飲んでお店は出なくてはと思っていて。
K:分かります。
三原さん:お店を出て道端で眠るという…。とか位ですかね。最近はしない様にしています。
K:はい。
三原さん:酔っ払っているとタクシー乗りたくない、という。自分では酔いざましで歩いているというつもりで・・ちょっと休憩しようと思って2時間位寝ちゃったりして。
K:(笑)。
三原さん:とか位ですかね。でも今は皆に心配を掛けるので、最近はしていないです。
K:はい。可愛いのだから危ないですよね。
三原さん:いえいえ。
K:そこら辺はご自分の容姿を認識してもらって。
三原さん:それはもう全然大丈夫なのですけれど。それは迷惑だなと思って。でも本当に恵まれていて、危ない目にあった事が1度もなくて。本当に次気を付けないと。
K:そこの所は上手くいっているのでしょうね。
三原さん:ええ、お財布を取られた事もないし、山手線を1~2周しちゃった時もバッグもお酒もなくなっていないし。「はっ」て。あれ?みたいな。それ位ですかね(笑)。
K:(笑)。それ位だったら問題ない様な気もしますけれどね。
三原さん:はい、と思う。
K:と思います。
三原さん:本当はもっともっと飲みたいのですけれど、寝ちゃうんですね。本当は飲みたいのに、でも寝ると復活するんで。
K:又ちょっとみたいな?
三原さん:もうちょっと飲めたら嬉しいですね。でもお陰さまでそういう失敗がね、大丈夫なのかもしれませんね。
K:ええ。そうしたらこれから失敗するかもしれない?
※次回掲載予定日 3/2(金)
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