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単独インタビュー第15弾 仙台旅行 再訪記念企画「Bar Andy 安藤 宗貴氏を迎えて(最終章)」

18 5月 2012 2,035 views No Comment

 

 

 

 

 

 

 

 

安藤さん:以前余市に行った時に、最年長の樽職人の方…

K:長谷川さんですか?

安藤さん:そうそう、長谷川さん。あの方にお話を伺っていたらミズナラの話になって、あれサントリーさん上手なんだ、と仰っていて、うちでもやっているんだけどサントリーさんにこの前行って来たんです、と。職人さん達は交流をかなりされているようですね。

K:そうですか。

安藤さん:やはり良いウイスキーを作る為に、視野はもう世界に広げて共に日本のウイスキーを世界にアピールしようと感じているみたいですね。

K:ええ。

安藤さん:こうやるといいですよ、こうする時はどうするの?とか。こう塞ぐと漏れないよとか、ミズナラについて知らない事を教えてもらって来たんです、と。サントリーさんの技術は素晴らしいと、教えてもらって来て帰って来たんです、と。

K:ええ。

安藤さん:そういうのをやっているんですよね。もっとバチバチだと思っていました。

K:ええ。

安藤さん:営業マンとかトップの方が勿論そういう気持ちがないと、それが逆にいいものが生まれるのでしょうけれど、我々職人レベルだとかえって交流したり、だとか、勿論目標とかお互い日本のウイスキー作りとしてはやっています、と。サントリーさんは、こちらに見学に見えるし、スコッチの人も見えるしお互い様だと言っていましたよ。

K:私イチローズモルト、肥土さんともご連絡を取らせて頂く機会もあるのですが、そちらにマッシュマンの門間さんという女性の方がいらっしゃるのですね。

安藤さん:工程が大変そうですよね。

K:彼女は凄いですよね。インタビューにも書かせて頂きましたが肥土さんがウイスキーをつくります、という事を書かれた雑誌をご覧になって、ここで働くと。まだお若いのですが、大学を卒業する時の就職を考えて肥土さんの記事を読まれて、肥土さんの所へ行って。蒸溜所を作る前だったから、肥土さんもどうなるか分からないよ、と心配されて断ったらしいのですが、「建てる」っていう事は、「建つ」と言う事でしょ?だったらその後仕事が出来るじゃないと私は思った。と。何回か断れても門間さんはご連絡して、本気で好きな事が肥土さんもお分かりになって、なら、という事で肥土さんもOKを出されたと。二人三脚でされて、やっと3年経って秩父を出されましたものね。お披露目会もありましたが。情熱が素晴らしいですよね。肥土さんはとても穏やかな方で、海外もいらっしゃって本当にお忙しい方なのにメールを差し上げるととても早い段階でメールを下さって、海外に行っていたからお返事が遅くなりました、等、すみません、という感じでメールを頂くのですよ。凄いな、と思って。器の大きさを感じますね。

安藤さん:ええ。

K:美味しいですね。ウイスキーを頂いているのですが、スッと入ってきて馴染むと言うのか。

安藤さん:Kaoriさんのフェイバリットウイスキーは何ですか?

K:私がずっとずっとマイボトルとして持ち続けたいと思っているウイスキーは、竹鶴12年ですね。必ずお家に置いておく様にしています。ブレンドされた山下ブレンダーを尊敬しているのですが、

安藤さん:山下ブレンダーって?

K:眼鏡を掛けていらっしゃって。

安藤さん:40代前半ですか?

K:おいくつなのでしょう。

安藤さん:以前宮城峡にいらっしゃった?

K:いらっしゃいましたね。

安藤さん:仙台にいらっしゃる頃たまに来てくださいました。

K:そして、失礼致しました、山下さんからも宜しくお伝えくださいと、頼まれておりました。

安藤さん:ああ、そうですか。

K:色々な方から伝言があり過ぎて、伝えてそびれてしまいました。すみません。

安藤さん:そういえば、ブレンダー室へ行くと言っていましたね。結構前ですね。竹鶴12年をブレンドされていたのですか。

K:そうなのです。竹鶴12年をお作りになって、私そこでお名前を覚えて、「絶対山下さんにお会いしたい。」と思ったらたまたまお会い出来て感動して、この方ですよね?(お写真をお見せする。)

安藤さん:そうそう!これはどこですか?

K:ブレンダーズ・バーです。

安藤さん:お元気そうですね。

チーフ:最近ですか?

K:本当に最近です。

安藤さん:お変わりないですね。森さんはどうですか?

K:森さんは、お披露目会(新ブレンダー)の時にいらっしゃって、綿貫さんを含めお2人が新しくいらっしゃるのですけれど(1月時点)、私森さんと綿貫さんお2人のブレンドされたウイスキーを頂いたのですが(ブレンダーウイスキー)、森さんがブレンドされたものは久光さんに似ていると思って、綿貫さんは山下さんに似ていると思いました。ブレンダーの方を中々見る事が出来ないですが、柏工場の感謝祭ではお顔を見る事が出来ますよね。

安藤さん:まだやっているのですか?

K:震災の年はされていなくて、ただ今年は開催されるようです。(既に終了)中は見る事は出来るのですが。ブレンダー室も見る事が出来ます。

安藤さん:えー行ってみたいな。やっているんですね。

 

~お隣の方から声を掛けて頂き、中断~

私の活動を安藤さんがその方にご説明。そして名刺交換。実は安藤さんと高校からの同級生で、ウイスキー大変お好きな方でございました。

お客様:安藤の所へ来ると、結構出会いがあるよな。何かね、何か嫌な事があると必ず安藤の所へ来るんです。

K:ええ、そうなのですか。

お客様:必ず、妙な出会いがあったりするんです。

K:ええ、では妙な出会いという事で(笑)。

お客様:宜しくお願い致します。

K:こちらこそ宜しくお願い致します。

 

K:安藤さん、それではここで締めさせて頂きます。本日は誠に有り難うございました。1度ホテルに戻ってお誕生日カクテルを頂きに後程伺います。

安藤さん:お待ちしております。(7へ戻る)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Kaoriの総論

初めて安藤さんのBarへ伺わせて頂いたのは、今から何年前の事でしょうか。初めてお会いした時からとても穏やかで明るい方だという印象が残っておりました。1度伺ってから随分ご無沙汰しておりましたが、その間に知り合いの方が多くBar Andyさんにいらっしゃり安藤さんの事は耳に入っておりましたし、お電話では年に1度程はお話をさせて頂いておりました。今回は震災後に仙台に住んでいる友人を含め、安藤さん、そして以前伺った際にお世話になったBarの方々にお会いしたいという気持ちが強く、そして色々とお話をさせて頂き、私にとってとても充実した時間となりました。今回の原稿を書くにあたり、諸事情で随分安藤さんにはご無理を申し上げたと思います。それでも私の事を先に気に掛けて頂き、大変感謝しております。私も安藤さんの様に、相手の事を考えられる人になりたい、と心から思います。

 

 

 

 

 

 

 

※取材協力 Bar Andy http://r.gnavi.co.jp/t045300/menu1.html

 

 

 

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