単独インタビュー第17弾 「Bar OLD SCOT バーテンダー 渋谷 知美さんを迎えて(4)」
K:Q3、バーテンダーさんのお話を伺いましたので、このタイミングで何かカクテルを作って頂けますか?
渋谷さん:はい、分かりました。
K:おそらく掲載時期は9月になると思います。いつも自分のタイミング次第で、奇数月に掲載を始めています。
渋谷さん:何が良いですかね?
K:渋谷さんにお任せします。
渋谷さん:どうしよう。
K:季節に関係なく、今渋谷さんが召しあがりたいな、作りたいな、と思うもので良いですよ。渋谷さんが好きなカクテルでも良いですし。
渋谷さん:はい、私酸っぱいものが飲みたいので、酸っぱいカクテルを作りたいと思います。
K:はい。
渋谷さん:ショートの方が良いですかね。
K:そうですね。
渋谷さん:偶然出来た、「トリプルすっぱ」という、カクテルです(笑)。
K:凄い。酸っぱいという事ですよね。
渋谷さん:そうです、単純な名前が、
K:分かり易くて良いですね。
渋谷さん:名前はそんな風に書かない方が良いですね(笑)。
K:名前も考えておいてください(笑)。
渋谷さん:そうですね。何色が良いですか?
K:何色でも良いのですか?
渋谷さん:アレンジは出来ます。
K:話は変わりますが、渋谷さん手がお綺麗ですね。
渋谷さん:いやいや。
K:荒れていたりはそんなにしないですよね?
渋谷さん:医者に行って。5年程前に痒くて辞めたいな、位までいっちゃって。夜寝られないんですよね。
K:痒くて?痛くて?ですか?
渋谷さん:どっちも。痛痒くてグローブみたいになっちゃって。
K:ええ。
渋谷さん:しょうがないから医者へ行って、医者へ行っても辞めないさい、しか言われない。
K:確かにね。
渋谷さん:水も触れられない時がありました。
K:ええ。美容師さんとバーテンダーの方はどうしてもね。
渋谷さん:そうですね。Kaoriさん、結構ケアはされているんですよね?ちゃんと。
K:私ケアは全然していないのですが、今の方が水仕事をしているのに大丈夫です。
渋谷さん:あ、そうですか。
K:ネイルをしていると最初は爪が薄くなってしまうと聞いていたのですけれど、ネイリストさんと相談をしながら駄目な時はお休みをしていますから、今のところは大丈夫です。
渋谷さん:これ撮りますよね?
K:はい。
渋谷さん:言って下さいね。私空気読めないところあるんで。
K:大丈夫ですよ。
渋谷さん:これで。
K:はい。
(シェイカーを振る渋谷さん。)
K:可愛い、可愛い。
渋谷さん:顔を固めるのは得意なので(笑)。
K:(笑)。では酸っぱいのですね。楽しみ。
渋谷さん:ちょっと適当な感じかもしれませんが。
K:本当?本当だわ。凄い。
渋谷さん:大丈夫ですか?
K:あ、酸っぱい。何が入っているのですか?
渋谷さん:ウォッカですね。
K:凄いレモン。後から凄く来ますね。
渋谷さん:これだけでも凄いですよね。更にレモンリキュールとレモンジュース、
K:爽やか。
渋谷さん:マイナーチェンジではないけれど、何て言うのかな、若い時の役と年を重ねてからの役周りと言うのが変わって来る時ではないかと。
K:そうですね、確かに。
渋谷さん:そこを上手く変えていけたらと思います。お客様に教わって有り難うございます、と言う事が多かったのが、これからはそういう事ばかりではなくなっちゃう。
K:そうですね、確かに。
渋谷さん:中々ずっとおバカキャラではやっていけないな、と。
K:渋谷さんは特に若く見えますからね。年齢より。
渋谷さん:それはあるかもしれないですね。照明はどんどん暗くしていっている。
K:(笑)
渋谷さん:(笑)
K:そうしたら、次へ行きたいと思います。
Q4:渋谷さんと言えば、ウイスキーコニサー、プロフェッショナルをお取りになっていらっしゃいますけれど、お勉強をそれぞれされて、ご本を読まれるのもお好きだと伺っておりますけれど取得された事によって良かった事、言い方は変かもしれませんが、そこまでお勉強されて、取得された後に良かった事というのは?
渋谷さん:はい、まず良かったと思う事は、これも出会いになっちゃうんですけれど、Kaoriさんにしてもそうですよね。だって、普段見掛けるだけだった人達と。
K:見掛けていましたか?
渋谷さん:はい。有名な人何だろうな、と。土屋さんもそうだし。近付けたというか、会話が出来るようになったというか。
K:はい。
渋谷さん:後は、Mさんとか、Sさんとか、有名な方とか。資格がなかったら絶対、今思うと接点がなかっただろうなという人達と出会えた事が凄く嬉しいし。
K:分かる気がします。
渋谷さん:後、本に載せてもらう事で親に認めてもらいつつある、というのが、それもあるし。Mさんともフットサルを誘ってもらったり。やる機会がなかったので、誘ってもらえるっていうのは凄く嬉しいです。
K:ええ。その出会いというのは、とても分かる気がします。
渋谷さん:ええ。ウイスキーがなかったらと思うと、この仕事を続けて来れたかも分からない、かなと。
K:先日知っている方が仰っていたのですが、その方がお店を開いて10年で、初めて周年記念をSNSで公開して、全国からいらっしゃったのですって。キャンベルさんの周年みたいに皆さん並んで待っていらっしゃったそうです。その後10年して来て、モルト業界で有名な方々とある有名なBarへいらっしゃったそうです。自分は10年やって来て有名な方々と旅行が出来るようになった、という事が良かったと仰っていました。やっと話せるようになったという、誘ってもらえるようになった、という。
渋谷さん:何か凄く分かる。
K:ですよね。それは、私はバーテンダーさんでもないですしお店を持っているわけでもないのですが、自分が面白いなと思った事を、ウイスキーを美味しいなと思って、女性の会を開きたいなと思って、ただ純粋に開いたらどうなるのかなと思うところから開いて、色んな方と出会えて。元々出会いがあった中で、何となくしたいな、という流れになっていますが、この様な事をする前からの知り合いの方も多いですが、改めて考えると凄い方と知り合いになっているのだな、私、みたいな。
渋谷さん:そうです、そうです。紹介、紹介もしてもらったりとか。
K:そう考えると常に走り続けている方とお話が出来ているのは、
渋谷さん:何か面白いですよね。
K:表に出ていらっしゃる方が全てではないと思いますが、皆さん陰ながら色々とされていますからね。中にはあまり表に出るのがお好きではない方もいらっしゃるから。ただその様な方達とご一緒出来たり、お話が出来るのは、凄く分かります。とても分かります。
渋谷さん:本当はなかったものが、サッカーと似ている所があるんですよ。男の世界、泥臭いみたいなものが、段々お洒落なものに変わって来ているから、そういう立役者になっているので、
K:え、私が?
渋谷さん:ええ、私が今やりたい、女性とか若い人たちにウイスキーを広めるっていうのも、近いものって言うか、こうあるべきだって言うのもあるんですよね。ネイルとかと合わせたりとか、そういうのも凄い、そうお洒落さを感じる、じゃないですか。うん、だからそこなんですよね。
K:でもバーテンダーさんは出来ない事ではないですか。イメージとしてネイルをする等は、
渋谷さん:ああ、そうですね。
K:だから、
渋谷さん:だから、どんどんやって欲しいんですよ。
K:「ネイル、今日はどう?」という会話を女性ウイスキーの会で話しますもの。「今はこうだから、今度はこうしようと思って」みたいな、
渋谷さん:凄い。
K:そういう会話からね、入るのも。
渋谷さん:はい、やるべきです。
K:お仕事がバラバラだから、全員が(ネイルを)出来る訳ではないし、一概にネイルをしているからいいという訳でもないし、でもそういう話をしてから「ウイスキー美味しいよね。」だったり、「この前白州蒸溜所へ行って来た。」だったり。
渋谷さん:凄い、きっかけになりますよね。
K:そういうのが面白ですよね。
~渋谷さんが蚊に食われてしまい、一旦中断~
K:それで(笑)結局は人との出会いが、
渋谷さん:人との出会い、親との事、それまでって結構私って、最初に村田さんがエキスパートを取られて、次の年に「お前も受けなよ。」と言ってくれたんですけれど、「私は1人で勉強をしているのが好きだから、いいですよ。」と最初に言っていたんですけれど、資格を取る事で自慢じゃないですけれど、そういう風になっちゃうのが嫌でノリで受けたというか。取って良かったなというのが、出会いがこんなにあると思わなかったから、本当に取って良かったと思いますね。(5へ続く) (3へ戻る)
※次回掲載予定日 近日中に掲載致します。
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