「シングルモルト余市1988」試飲会のご報告
皆さん、今晩は。本日はお天気予報通り雨が降っています。
20歳以上の方突然ですが、20年前何をされていましたか?
私と一緒に試飲会に参加されていた方なら、お分かりかもしれませんね。
本日は、先週の金曜日ニッカブレンダーズバーにて参加しました試飲会
「シングルモルト余市1988」について書きたいと思います。
ニッカブレンダーズバーに入り、カウンターに座る事が出来ると、こちらの様なバックバーを見ながら待つ事が出来ます。
試飲会は、いつも20時から始まります。
今回も予約でほぼ満席でした。
開店時間は17時からですので、試飲会が始まる前に他の飲み物を頼んで愉しんでいる事も出来ます。
開始前は、とても楽しみで知り合いの方々ともお話が弾みました。
まずは、営業の方がお話をなさり、いよいよ久光チーフブレンダーの登場です。
営業の方が登場されても勿論拍手をしますが、ブレンダーの方が登場されると更に拍手が大きくなります。
カウンター内にて「シングルモルト余市1988」について語られました。
「シングルモルト余市1988」は「シングルモルト余市1984」から始まり、今年で5回目になります。
そして最初から久光ブレンダーが、担当されていたわけではありません。私が間違って記憶をしていなければ、1986、1987、1988を担当されています。
そして「シングルモルト余市1987」は今年世界1になりました。又今年の「竹鶴35年」も久光チーフブレンダーが担当されています。
以前お話を伺った時に、これから作られるものとして「色々とアレンジを変えていく」とおっしゃっていました。
私の久光チーフブレンダーの作られるウイスキーのイメージは「常に華やかさを兼ね備えて作られている」です。
試飲会の時いつも確認するところは、カラー、アロマ、フレーバーの3つです。
今回の「シングルモルト余市1988」はどうでしょう。
カラーは濃く、シェリー樽の物が入っていると思いました。
アロマは、仰る通りカシス、アンズ、濃厚なチョコレートを感じさせます。
フレーバーは、フルーティの中にスモーキーさが出て来ました。
正直なところ、ここまでの感じですと今までの久光ブレンダーのイメージが一新されました。
久光ブレンダーの温かみがまだ出て来ていなかったからです。
ただ今回は時間を掛けて頂こうと思いました。何か見えて来るのではないのかと。
(偉そうな表現の仕方で申し訳ないのですが)そうして時間が経つ内に、久光ブレンダーらしさを感じ取る事が出来ました。
そう、いつもの華やかさです。
今回のコンセプトは「和の中の剛」だそうです。
そして前回の1987は最初から華やかさが出ていましたが、今年の1988は、華やかさを後から膨れ上がる様にされたそうです。
何と素晴らしいのでしょうか。
まさに「時間を掛けて頂くウイスキー」なのです。
試飲会後は、いつもブレンダーの方がわざわざ歩かれ、1人1人とお話をなさいます。
この様に身近にお話が出来る機会もなかなかないので、それぞれ思い思いの事をお話します。ただ、私も最初は何を話せば良いのかしら?と思いました。
しかしそういう時は何でも良いのです。
何故なら私達は素人であり、ブレンダーの方々程知識があるわけではないのですから。
ですので、知ったかぶりはせずに「何故参加しようと思ったか」や「最近ウイスキーという物を知ったので」又は「連れて来てもらった」もしくは「本日勇気を持って初めて来ました」等々。
おそらくブレンダーの方は、私達の純粋な意見をお聞きになりたいのではないのかしらと思います。ですから、お忙しい中私達の話を時間ギリギリまで聞いて下さっていると思っています。20年前私は何を考えていたのでしょう。過去の私に聞いてみたいものです。
ウイスキーの琥珀色は、その場で出来るものではなく、時間を掛け私達の元へと来るものなのです。皆さんも思いを廻らせてみませんか?
ブレンダーズバーの皆様、ニッカウヰスキーの皆様いつも楽しいお時間を有り難うございます。
私が考えるのは、20年前・・・より20年後、一体自分が何をしているか?
嗚呼、Kaoriさ~ん!
銕のお墓に「シングルモルト余市2008」をかけるなんて、もったいないですよ。
皆さんで、味わって、飲んでくださぁ~い。(笑)
nikko81です。
わたしもお写真を撮られている場所から、
Kaoriさんが判った気がします。
熱心にメモを取られておいでではなかったでしょうか?
確かにおっしゃるように、伝えたいことを
ありのままにお話すればよいのですね。
久光さんのお人柄にもよるのでしょうが、
緊張はしましたけれど、自然と話したいことが
湧き出てきた気がいたします。
やまかわ様
コメント有り難うございます。
今考えると私の20年前は、今と変わらない気持ちを持ち合わせている部分もあると思いますし、多少は成長した部分もあるのかしら?と思いたいです。ただ悲しいかな、変わって欲しい所が変わっていないという現実もあります…。
改めて考えると20年は長いですね。
私がウイスキーというものを知らない時に、まだ土地さえ知らぬ場所で樽に詰められていた…。
何かの機会に語り合えたら良いですね。
nikko81様
やはり私の事お分かりになりましたか?
ブレンダーの方には今でも「何を質問したら良いのかしら?」と思う時があります。
まだまだ細かい過程や歴史を紐解いてのお話等が出来ないものですから、何故だか自分の近況をお話してしまう時もあります。ご迷惑なお話なのですが(笑)。
ブレンダーの方々も含め皆さんが、お客様を大事にして下さっている事が伝わって来ます。
ですので、私のブログでそういう事も伝えていきたいと思っております。
次回はお声掛け下さいませ。今後共宜しくお願い致します。
銕様
コメント有り難うございます。
銕さん、立場が逆かもしれませんよ(笑)。
銕さんは更に素敵に年を重ねてらっしゃり(今でもそうですが)私達の見本となってらっしゃると思います。
20年後もあちらのテーブルを皆さんで囲みたいですね。
1988年。
15歳。
何を考えていただろう、、、。
今思えば他愛もないことを人生の
全てが如く悩んでいた頃だと思います。
きっと毎日。きっと毎時間。
タイムマシーンがあれば20年前の僕に教えてあげたい。
そんなに悩むなよと。そして、もっと悩めと。
でもでもタイムマシーンが存在したら…。
本当にあったら乗るのかな、自分。
岐路に佇む過去の自分に教えてあげるのかな、、、。
2008年。
35歳現在。
他愛もなくなるのであろう悩みにしっかりと
浸かっています。
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