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6/25(土)開催 Whisky Concierge Presents第3回女性限定ウイスキーイベント 「ラグジュアリー&スイートなひととき~ファッションとウイスキーのコラボレーション~」のご報告(ウイスキー グレンモーレンジィ編)

6 7月 2011 8,272 views No Comment

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次のセミナーは、場所をパークホテル東京さんのラウンジへ移動致しまして、MHDモエヘネシーディアジオ株式会社様より、シングルモルト・ブランド・アンバサダー ボブ氏をお招きして、ウイスキーセミナーを開催致しました。

テイスティング グレンモーレンジィウイスキー~

○グレンモーレンジィ・オリジナル

○グレンモーレンジィ・ラサンタ
○グレンモーレンジィ・キンタ・ルバン
○グレンモーレンジィ・ネクター・ドール
○グレンモーレンジィ・アスター
○グレンモーレンジィ・フィナルタ

 

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ボブ氏のお相手を緊張させないご挨拶から(全て日本語)セミナーが開始されました。テイスティングにはポイントが4つあり、 色を見る、れつを見る(グラスを回してから傾け、ウイスキーが垂れて来る速度を見て甘さ等が想像出来る)、ノージング、テイスティングという順番で、ウイスキーを愉しむと仰いました。ボブ氏は今は全国を飛び回られてセミナーを精力的に開催されていらっしゃいます。「ジョークも入れますから笑ってください。」と、場を盛り上げられるトークもお上手でございます。

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始めにグレンモーレンジの歴史からご説明され、 その後は出されたウイスキー1つ1つに対してご説明をされるボブ氏に終始皆様、真剣にお話を聞いていらっしゃいました。

グレンモーレンジィのポットスチルは、歴史の流れから背の高いジンのポットスチルを今も使用している為、全体的にライトでエレガントなウイスキーが出来るとの事。グレンモレーンジィ全体の特徴としては、ライトでエレガント。樽から来るバニラビーンズの香り、若干のシリアルなオレンジやレモン系の香り。

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ブレンダーさんのお仕事の説明もされていらっしゃいました。

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スコットランドで乾杯の意味は、スランジバーです、とご説明され、皆様で「スランジバー」。本格的なセミナーが始まりました。 

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( 以下ボブ氏のセミナーより)

まずは【グレンモーレンジィオリジナル】(バーボン樽で10年熟成)から。レモンゴールド、ライトでエレガントな感じ、1~2滴お水を入れる事によって香りが広がり、シトラスの香りがより一層分かる。「 こちらは暫く置いておきましょう」と。

次は【グレンモーレンジィ・ラサンタ】こちらはグレンモーレンジィオリジナルを、入れていたバーボン樽から1回出して、シェリー樽スパニッシュオークに移し2年寝かせたもの。(ダブルマチュアード) レーズンやドライフルーツの様な、チョコレートを感じさせる香り。ラサンタはゲール語で温かさ。シェリー樽で熟成させたものは中華料理と合うとボブ氏。皆様から驚きの表情が読み取れました。

 【グレンモーレンジィ・キンタ・ルバン】こちらもグレンモーレンジィオリジナルをバーボン樽から1度出し、2年間ポートワイン樽で寝かせている。少しピンク色。部屋の温度や湿度によって出る香りの広がりが違う。ブランデーグラスの様にウイスキーを手で温める事によって、香りが広がる。ポートワイン樽の影響かラサンタのスパイシーさに比べ甘い。ポルトガル語で、キンタはボルドーのワインハウス、ルバンはルービーの意味。

 

1つ1つ召し上がる度に「スランジバー」をされ、始めは小さい声で仰っていた皆様も慣れていらっしゃった様で、段々はっきりした声になられ「皆さん、スコットランド人みたいになって来ましたね」と仰るボブ氏のお言葉に、更に皆様和まれた様で笑顔が出ていらっしゃいました。

 

グレンモーレンジィネクタードール】ゴールドでネクターという意味。こちらもオリジナルとして寝かせたものをソーテルヌが入っていた樽を使って2年熟成させたもの。色も濃い。ワインというより、レモンと蜂蜜の様な風味。 デザートと一緒にお勧めしたい。バニラアイスの上に掛けても良い。甘くてスムーズさもあり、丁度お食事の後に合う。

グレンモーレンジィアスター】ゲール語で意味は旅。今迄の物とは違って、追加熟成ではなく、元から使っている樽材を使っている。ゆっくりと育っている木を使っている。ゆっくり育つ事によって細胞が少し大きい。樽にすると細胞が大きいとよりウイスキーと触れ合って凝縮した香りや味が出て来る。 バニラ、生クリームの様な甘さ、少しスパイシー。加水するとバニラエッセンスの様に広がって行く。

 

 フィナルタをテイスティングする前に、ボブ氏から、どういう樽を使うか、どういうポットスチルかによって香りが違う。どちらかというと今はグレンモーレンジィは、ピート(泥炭)を使っていない。昔はピートを若干使っていた。そのお話をされた上で、最後に【グレンモーレンジィ・フィナルタ】1903年に使っていたレシピを使用して、(当時は少しだけピートを使っていた。)作った。当時はバーボン樽は使っていなく、新樽とシェリー樽を使っていた。フィナルタは、ゲール語でエレガント。昔ロンドンにある高級ホテルサボイでは、樽毎購入されていた程人気があった。あまりスモーキーさを感じないが、フルーティさ、スパイシーさを感じる。最後の方に少しピーティを感じる。 ウイスキーライターのチャールズマックレイン氏は、フィナルタをウイスキーのオ―ドリー・ヘップバーンの様だ、と評された程。 

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ウイスキーは大麦麦芽とお水と酵母から出来ていますが、  穀物の感じが殆どしないと思いますが、麦から出来ているのは本当の事。アロマを知るにはグラスに入っているウイスキーを手に付けて、手をこすり合わせる事によってアルコールを飛ばして、手の香りを嗅ぐと、麦の香りが出て来ます、そう仰ったボブ氏。ボウモアの所長から教えてもらった特殊なノージングの方法をこちらのお話の後皆様に実演されながら伝えていらっしゃいました。

 

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そちらを皆様真似をされて、「凄い」、「凄い良い香り」「え?」等、それぞれお声を上げられました。セミナーの中で1番 盛り上がったのではないでしょうか。

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暫く置いておいたグレンモーレンジィオリジナルに戻りましょう、と声を掛けられ最後に皆様で召し上がっていらっしゃいました。バニラのところがキャラメル、トフィーに変わり、そして柔らかくなり40度のウイスキーが飲み易くなりますね、と。

こちらを踏まえて、最後にボブ氏が、ウイスキーの魅力について「ウイスキーの面白いところは、時間を掛けて飲むからこそ、味の変化もあり、色んなテイスティングも出来る。リラックスも出来るし、スローライフを楽しむ事が出来る。後、完全に自分のペースで飲める事はとても良いですよね。今日はちょっと酔いたいなという時は早く飲んでも良し、他の方とじっくり話したい時はゆっくり飲み、又チビチビとお水を多目に飲みながら飲んでも良いというスタイルが出来ます。」と語られました。

 最後に何人かの方のご質問をお聞きになり、セミナーが終了となりましたが、実はピンバッチのプレゼントがございました。セミナーを受けられた方しか頂けないそうでございます。

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 最後にボブ氏と皆様でお写真を撮らせて頂きました。

こちらの後は皆様それぞれがボブ氏とお写真を撮られ、喜ばしい事に中々交流会へと移られない程、ボブ氏のセミナーに魅了されていらっしゃいました。

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私はこちらのセミナーにはご一緒せずに、側で皆様の表情や雰囲気を拝見させて頂いておりました。最初はセミナーというものが初めての方の緊張していらっしゃった様子が分かりましたが、ボブ氏の明るさと、とても分かり易いお話で雰囲気が変わった事をとても感じました。皆様が笑顔でいらっしゃり本当に良かったと思いました。ボブ様、素晴らしいセミナーを誠に有難うございました。

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