Home » interview, Kaori's Time, whisky

単独インタビュー第3弾「秩父蒸溜所マッシュマン 門間 麻菜美さんを迎えて」後編

14 12月 2009 2,078 views No Comment

 P1000963

 

 

 

 

 

 

 

K:Q8 いえいえ。それでは次の質問です。門間さんは一般的に見ると若い方に入ります。今夢を持てない若い方が多いと聞きますが、門間さんから一言頂けますか?

 門間さん:とんでもないですよ。私も夢を持っていない方だと思います。私は現実主義なので。

 K:ウイスキーは未来に繋がるお仕事ですよね?門間さんが40代50代になってから今のウイスキーが原酒に使われるかもしれないですし、先々の事も考えられるものですよね。という事は...。

 門間さん:ウイスキー自体が夢なのでしょうね。でもそれはウイスキーに限らずですよね。私の育った環境がそうですし、私の祖父も山を切り開いて今の土地にしてという開拓で入った人なので、父の代にそうなって、その内に弟の代になってという世代の動きというか生産の現場を見て来たので、常に当たり前にあって、ウイスキーもそれと近くて、今は美味しくないけれど、何年後かに美味しくなるかもね、とか、人間と似ている様な感じもしますしね。何の仕事もそうだと思うんですよね。お花屋さんも始めから花が咲くわけではないので、種を蒔かないといけないですしね。そこの切り口が世間からの見方とは違うので、そこを意識しなければ種を蒔く仕事も素敵な仕事だと思うし、私はたまたまウイスキーですけれど、考え方が違うかもしれないし、皆違うから夢じゃないと思うかもしれないし。今は何をしていいか分からないと言う人もいるかもしれないですけれど、でも今は夢を持たなくてもいいのではないかと思います。

 K:段々と分かっていくものですか?

 門間さん:多分、分からないですけれど、気付けば夢だったというのも話としては面白いし。1つの事を決めて今はそれが夢ではないとしても、とりあえずそれをやってみて、そうすればいつかプロになるかもしれないし、もしかしたら種まきのプロになるかもしれないですしね。あの人じゃないといつ芽が出て来るか分からないんだよね、という人にもなれると思うし。別に焦んなくても良いと思います。お金があるならのんびりしても良いと思います。ないんだったらどっかで稼がなくてはいけないでしょうけれど。夢はその内出て来るんじゃないかと思います。

 K:上の世代の人の方が心配しているだけなのでしょうか?実際はしっかりしているのかもしれないですね。

 門間さん:いつまでもお父さんとかお母さんとかに頼っているのは良くないと思う。両親が死んだ時とかの事はきちんと出来る様な何か持っていた方が良いと思うけれど。後、それ以外に人に迷惑を掛けなくて生きていければいいかなと思います。

K:そういう所が門間さんのすごい所だと思います。ご自分を客観的に見られているところがすごいと思います。

 門間さん:私本当に現実的なので、リアリストです。

 K:Q9 次の質問ですが、何かをし続ける事には、何が必要だと思われますか?始める事は簡単だと思いますけれど、それを続けて行く事が大変だと思います。

 門間さん: 切り口を今一瞬にしない事ですね。その方はイエスかノーの分岐点にいるわけですよね、きっと。そうしたら今だけを見るのではなくて、少し先を見てもらって1年後でも半年先でも良いのですが、ここを乗り越えればもう少し大きくなるかもしれないと思えば良いのではないでしょうか?第三者の目で見てみると良いと思います。

P1000966

 

 

 

 

 

 

 

K:Q10、少し話は変わりますが、門間さんが思われる素敵な女性、男性はどの様な方でしょうか?

門間さん:これは少し難しいな。(暫く考え込む門間さん)

 K:こちらは保留という事で?

 門間さん:お願いします。

K:Q11 私の定番の質問になりますが、私には、感動するBarでの出会い、ウイスキーの出合いがありますが、門間さんの感動した出会(合)いを教えて頂けますか?

門間さん:そうですね。近く迄行けばわりと顔を出すBarがあるのですが、私がジャックダニエルを好きだとお話をしたと思うのですが、その当時のマスターディステラーと親交のあったというバーテンダーとお会いした時に感動しました。そのBarに入ったのもたまたま偶然だったので。ジャックダニエルのグッズもたくさんありましたし、秘蔵ボトルやシリアルナンバー入りの樽があったりして、バーテンダーさんはすごいなと思いました。 その方は愛嬌のある方で、普段は静かなんですけれど、的を射て話して下さるのです。その方と話をするのが好きだったので、相談をした事もありますし、色々な話を聞きました。酔っ払いたい時に伺いたいBarですね。雰囲気もいいですし。その方が亡くなってしまったのですが、記憶は忘れないですね。

K:門間さんの事を受け止めて下さったという感じですね?

 門間さん:よく行っていたわけではないのですよ。超仲良かったわけでもないですし。でもきちんと覚えてくれて...そういう人は素敵な男性ですね。

K:先程の素敵な男性が分かりましたね。

 門間さん:的を射て話して下さる方は、やはり良いですよね。

K:Q12 それでは、これからの抱負を是非教えて頂けますか?

 門間さん:抱負ですか?とりあえず、もう少しマッシングについて勉強したいですね。

 P1000906_SP0001

 

 

 

 

 

 

 

K:人としてはどうですか?人ありきの部分もあると思いますが。

門間さん:もう少し心の広い人間になりたいですね。

 K:そうですか?

 門間さん:小さい事にイライラしない人になりたいです。もっとおっとりしたいと思います、私はのんびりとしているんですが。

K:おっとりと、のんびりは違いますか?

 門間さん:私の中では違います。私はのんびりしているんですよ、時間がゆっくり流れるのも好きですし、でも心の広さが足りないですね。すごく狭いと思います。

 K:どの様な時に感じますか?

門間さん:興味のない話をされると聞けないですし、社交辞令としてもう少し聞く広さも欲しいです。自分のルールがあってそれを乱されるのもすごく嫌ですしね。心が広ければもう少し受け入れられるんだろうなとか、怒ったりしないんだろうなと思います。ですのでもっと大人になりたいと思います。

K:大人になったからって、心が広くなるとは限らないですよ(笑)。

 門間さん:そうですね、難しいですね(笑)。心が広くなりたいです。人間的に大きくなりたいと思います。

 K:門間さん、今回は長々と貴重なお時間を有り難うございました。

 門間さん:こちらこそ有り難うございました。

 

 

Kaoriの感想

お話を伺って、門間さんの素直でいらっしゃり、そして一本芯の通った考え方は今迄イベントでお会いしていましたイメージそのままでございました。文章内でも出て参りましたが、ご自分をきちんと客観視されていらっしゃるので常にご自分を冷静に判断され、夢に向かって進まれていらっしゃるのだと感じました。更に門間さんの情熱にも触れる事が出来、益々秩父蒸溜所の未来への期待で胸が膨らみます。

こちらの場を借りまして、門間さんのインタビューについて快く応じて下さいました肥土さんにお礼を申し上げたいと思います。

 

 

P1000959_SP0000

P1000969_SP0002

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※取材協力

秩父蒸溜所

〒368ー0067
埼玉県秩父市みどりが丘49
TEL0494-62-4601

行き方(西武秩父駅)

 池袋駅~西武秩父駅 1時間20分~2時間程度(乗り継ぎによる)

大宮駅~西武秩父駅 1時間45分~2時間程度(乗り継ぎによる)

 西武秩父駅~秩父蒸溜所 車で20分程度(交通状況による)

 

 

単独インタビュー第1弾「カクテルデザイナー鈴木隆行さんを迎えて」へ

単独インタビュー第2弾「Modern Whisky Life in SAITMA主催者 鈴木正さんを迎えて」へ

単独インタビュー第4弾ロングインタビュー「スコッチ文化研究所代表 土屋 守さんを迎えて」へ

 ○単独インタビュー第5弾 Whisky Concierge 1周年特別企画「カカオ&チョコレートプランナー小方 真弓さんを迎えて」へ

単独インタビュー第6弾 ロングインタビュー 「ウィスク・イー ソサエティ・スペシャリスト兼アドバイザー 元木 陽一さんを迎えて」へ

1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars (No Ratings Yet)
Loading ... Loading ...

Leave your response!

Add your comment below, or trackback from your own site. You can also subscribe to these comments via RSS.

Be nice. Keep it clean. Stay on topic. No spam.

You can use these tags:
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">

This is a Gravatar-enabled weblog. To get your own globally-recognized-avatar, please register at Gravatar.